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第01話 お台場、沈む / 視聴者投稿

 未来はケータイ聖人。『未来レポート』をケータイで綴る女の子の名前は小野沢未来。

夏だというのに前髪がマユにかかってる男の子は
見ていて、うっとーしい。

★★★

私の似顔絵に
ちびまる子ちゃんみたいなチーク
を入れる弟もウザイ。
でも、カエルがかわいいから許してあげる。
ところで、なんでみんな耳がないの?
ダルマだとしても目でしょ?

★★★

弟のユウキと一緒に出かけたお台場で
高さ8.0メートルのマロニエを発見。
フツー。

★★★

ユウキが愛玩ロボットにお手を哀願。
3点。

★★★

悠貴と間接キス
ピーナッツの味がした。

★★★

もうヤダ…
鳩山、うさんクサいし
麻生もジコチューだし。
いっそのこと、こんな国
こわれちゃえばいいのに。

第02話 壊れた、世界 / 視聴者投稿

 世界終了。次回からは未来先生のケータイ小説をお楽しみください。

あー、もー、さいあく。
建物崩れるのはわかるけど
なんで私まで崩すの?
信じらんない。
電脳コイルの女キャラみたいになってる。

★★★

って、ケータイ繋がんないし。
基地局倒壊した?

★★★

あ、ユウキいた。
棚の下敷きになってる。
そんなシタジキみたいな顔してるから
逃げ遅れるんだよ。
平井堅にでもホリ分けてもらいなよ。

★★★

チョコバナナって
チョコとバナナ
どっちから食べる?

★★★

なに真剣に考えてんの?
バカじゃない?

★★★

フジテレビさんとか
オトートくんとか
敬称付けるの
ムカツク。
ヤメテ欲しい。

★★★

日下部
変換できた。
ヒゲ部って何のクラブ?

マジで化物語始めてるし。
それもあらすじのトコに別の画像使ってるし。
私のレポートには
全然画像使ってないのに。

★★★

ユウキの真似。

マリひゃん!

★★★

ほんとは
カエルそんな好きじゃないんだよね。
嫌いでもないけどさ。
でも、担当の人が
家に帰る物語なんだから
カエル好きにしようって
無理やり…

★★★

私もね
ほんとは弟大好きで
マリさんとも仲良くしたいんだけどさ。
でも、担当の人が
反発する方がリアルだから
ウザキャラにしようって
無理やり…

★★★

なーんてこと書いたら
私のブログ炎上するよね。

★★★

あーあー
早く私の王子様現れないかなぁ。
日下部は船に乗った時点で
もう用済みだし。

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確かに画像使って欲しいみたいなことは言ったよ。
でも、これはあんまりだよ。
打ち切りなら打ち切りってハッキリ言ってよ!

★★★

あ、ヤバイ。
う○こでそう。

★★★

ヒゲ部も一応女なんだから
デリケートな女の子の気持ちくらいわかってよ。
旦那が死んで
男になったわけじゃないんでしょ。

★★★

あー、またユウキどっか行くし。
お前は『はぐれメタル』かっつーの。

★★★

あのピーナツ頭、調子乗りすぎ。
あの状況で、死んだ振りとか何考えてんの?
次やったら、毒針で急所突き刺すよ?

古市さんの声
ちびまる子ちゃんのおじいちゃんにそっくり。
「まる子」って言ってくれないかなぁ。

★★★

いいこと思いついた。
「小野沢まる子です」
って自己紹介すればいいんだ。
私、頭いいなぁ。
なんてったって名門校だもんね!

★★★

なして?
ユウキは下の名前で「ユウキ」って呼ばれるのに
私は「お姉ちゃん」って呼ばれる。
弟目線ってこと?
まる子も妹だから?
そういえば
まる子のお姉さんの名前聞いたことない。

★★★

スフレママ死んじゃってるし。
自慢話ばかりするから
バチが当たったんだよ。

★★★

私もママが死んだら
あんな風に泣くのかな。
って、あれ?
ヤダ。
なんで、私泣いてるんだろう。

靴擦れ痛いなぁ…

って
週刊誌の合併号じゃないんだから
ちゃんと1話ずつやってよ。

★★★

でも、思い返してみれば
6話っていらないよね。

★★★

あれ?
靴箱の中に手紙が入ってる。
これって、もしかして…
こんなときに男子は何考えてるんだろうね。

★★★

あれが私の王子様?
ただのメガネじゃん。

★★★

カエルかわいいなぁ。
いくつか持って帰ろうかな。
こんなにあるんだから
三つくらいいいよね。

★★★

なにやってんの、あのメガネ。
ロボットと楽しそうに手繋いじゃってるよ。
てゆーか、そこで顔赤くなるものなの?
落ちたら怪我するかもしれないんだよ?

★★★

あのさ、悠貴。
手紙の返事だけど…
その…、
悠貴が本当に私のことを…

悠貴?
ねぇ、悠貴?
悠貴!

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M/elody
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以上が震災直後の姉の様子である。ただし、僕が東京タワーで姉の携帯を拾うまでのレポートは、姉のことばそのままであることを断っておく。ここから先は、僕のことばで伝えたいと思う。

カエルの家を出た後で倒れてしまった僕は、運ばれた病院で治療を受け、すぐに回復した。けれど、代わりに姉がおかしくなってしまった。

僕が運ばれた病院には父と母も搬送されていたのだ。
そして、僕たち姉弟は父と母の遺体と対面した。

当時、幼かった僕にとっても辛い現実だったが、姉の取り乱しようは普通ではなかった。父と母の亡骸を目の前にした姉は、泣き喚き、暴れた。姉は、医者から鎮静剤のようなものを注射され、しばらくすると、ぐったりして、そのまま眠りについた。そのとき姉は夢を見たんだと思う。

翌日、目覚めた姉は僕に向かって、こう言った。

「私たちが無事だったんだから、パパとママも無事で、私と悠貴の帰りをうちで待ってるんだよ」

医者は、精神的なショックで父と母の死を受け入れられないのだろうと言った。僕と真理さんは、姉が落ち着くまで、姉の話に合わせることにした。病院は、怪我人の治療で手一杯で、精神的な疾患のケアまではしてくれそうもなかった。

真理さんは、姉の携帯から、近所に住む親戚のおじさんたちの連絡先を見つけ、僕たちが無事であることを伝言ダイヤルのメッセージに残し、必要な手続きを済ませてくれた。

姉は、父と母の遺品を僕のリュックにがむしゃらに詰め込んで、「早くうちに帰ろう」と僕たちを急かした。そのときの姉は、遠足に行く子どものようにはしゃいでいた。

「カエルはおやつに入りますか?」

姉は笑っていた。

病院を出た後、真理さんはしきりに姉の様子を窺っていた。姉は、そんな真理さんを特に気にしている風もなく「ひなちゃんはきっと無事ですよ」と励ましの言葉を繰り返し、その度に真理さんは表情を暗くした。

真理さんが暮らしていた住宅街には強烈な悪臭が漂っていた。父と母のときとは比べものにならない臭いだった。行き場のないたくさんの遺体が野晒しになっていた。僕と真理さんは思わず鼻を覆ったが、姉はけろりとしていて、何か見つけたのか、突然「あっ!」と叫んで、遺体にかけよった。

「どうしたの? 知ってる人?」と聞くと、姉はしゃがみ込んだまま「ううん、知らない人」と言った。そして、立ち上がった姉は「でも、これ、ちょっと固いけど美味しいよ」と口の周りを真っ黒にして、微笑んだ。

僕は思わず二度目のゲロを吐きそうになった。近くにいた親子は、こちらを指差して悲鳴をあげた。僕は親子に謝り、姉に饅頭を捨てさせた。

真理さんは足早にその場を立ち去ろうとしていたが、姉に「一人で行っちゃダメだよ」と声をかけられ、他人の振りに失敗していた。

その後、僕たちは避難所兼遺体安置所となっている小学校を訪れた。ひなちゃんとおばあちゃんと思われる遺体を見つけた真理さんは、その場に泣き崩れた。

さすがの僕も二人の面倒を見るのは無理だと思った。

そこへ他所の避難所を探しに行っていた姉が戻ってきた。

「真理さーん!」

見やると、姉が丸いケーキを両手で抱えていた。

真理さんと別れた僕らは、自衛隊の負傷者搬送用の車両に乗せてもらい、自宅のある成城へと向かった。原則的には、大きな怪我をした人しか乗せてもらえないのだが、姉の右足の包帯と僕の左腕の包帯に気づいた隊員の人は、僕たちの乗車を許可してくれた。

駄々をこねる姉に噛まれた僕の左腕。これがもしバイオハザードなら、僕は今頃、サラ・コナーのように精神科病院に入れられていたかもしれない。もし僕がジョン・コナーだとしても、頭のイカれた母親を助けようとは思わないだろう。人類の未来がかかっているのだ。母親を見捨てて、あのまま相棒のシュワルツェネガーとデイトナビーチをツーリングしていたに違いない。

僕が通っていた小学校(避難所)にたどり着くと、姉は突然、靴を脱ぎ捨て、裸足のまま校舎内に入っていった。僕も慌てて後を追う。もちろん靴は脱がない。

姉は3年1組の教室の前で立ち止まり、胸に手を当てて、深呼吸をした。1回、2回、3回。そして、パントマイムのようにドアノブを回す仕草をして、ありもしないドアを引き開けた。

「ただいま!」

どうやら姉は、この教室を自宅と勘違いしているらしかった。目には涙を浮かべ、教室の奥へ奥へと進む。そのまま窓際にある掃除用具入れにでも入ろうというのだろうか。

と思ったら、掃除用具入れの2メートルほど手前で足を止めた。

そして、姉は「もう、二人とも昼間から寝て。自分たちの子どもが帰ってきたのにおかえりもなし? 聞いてるの?」などと愚痴り始めた。僕は不審に思い、教室の奥へと進んだ。

そこには、確かに二人の人間が横たわっていた。頭の先から足の先までをすっぽりと覆い隠すように白いカーテンがかけられた二つの遺体。傍には線香を焚いたあとが残っていた。

教室を遺体安置所として使っているのだろうか。教室内を見回すが、他に遺体はない。と、そこで黒板に書かれた一文に気がつく。

「死ぬべきは私でした」

遺書なのだろうか? この二人は両親であるはずがない。だとしたら、この遺体は…。僕は意を決してカーテンをめくった。

そこには見覚えのある顔が並んでいた。両親ではない。けれど、この二人は…。

「ちょっと見ない間に、こんなに老けちゃって」

言いながら、姉は自分の鼻の穴をほじくり、取れた鼻糞をおじいさんの頬に擦りつけた。

「うへぇ」って感じだった。

地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル
地震イツモノート

死にカタログ
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東京マグニチュード8.0-第11話 悠貴へ…

「未来、発見!」
 背後から声をかけられ、振り返るとそこにはユカが立っていた。
「やっ。今、帰り?」
「あれ? 今のユカ? さっきの声は…うわっ」
 耳の裏が擦れる感触とともに視界からフレームが消える。
「討ち取ったりぃ」
 いつの間にか背後に回っていたマユが私の眼鏡を掲げて勝ち誇る。
「さっき買ってきたばかりなんだよ。壊したら、弁償だからね」
「ちょっと確認するだけだよ」
 マユは私の眼鏡をかけ、「あ、やっぱり」と興味深げに頷いた。
「そんなに眼鏡が好きなら、コンタクトやめればいいのに」
 マユは高校卒業と同時に眼鏡をやめてコンタクトに変えた。弟たちを叱るたびに増えていくレンズの傷は良き姉の証だったが、最近は手もかからないのか、自分の身なりも意識するようになった。
「伊達眼鏡のキミに言われたくないなぁ」マユがニタリと笑う。
「同じフレームから世界を見る。文字通りのペアルックね」
 ユカが両手の人差し指と親指をわっかにして、伊達眼鏡をつくってみせる。
「彼氏は今、留学してるんだっけ?」いつのも調子でマユが聞く。
「そうだよ」私はつまらなそうに答える。
「留学先は唐だっけ?」
「少なくとも遣唐使じゃないよ」
「あっ、そういえば、ユカにも彼氏できたんだよ」
「えっ」
 思いがけない方向に話が飛んで驚いてしまう。
 ピアノ一筋のユカに彼氏?
「そうなの?」ユカに確認する。
「うん。…そうかな」
 なんだか少し歯切れが悪い。二人でまた私を騙そうとしているのではないか。
「これからデートなんだよね」マユが楽しそうに言う。
「へぇ…。おめでとう」
「うん。ありがとう」ユカが照れくさそうに笑う。
 ピアノを辞めて、演劇でもやればいいのに。
 そういえば、悠貴が震災で死んだふりをしたときも、そんなことを考えていた。

「ただいま」
「おかえり」
「あれ? 悠貴、今日は部活休み?」
「いや、えっと、これから部の先輩と丹沢に行く予定。明日から連休だし、もしかしたら、そのまま泊まりかも」
「そっか。気をつけてね」
 玄関のチャイムが鳴る。
 私はモニターを確認し、通話ボタンを押す。
「鍵あいてるから、入っていいよ」
 ドアが開き、演劇部員が入ってくる。
「お邪魔します」
「何? デートじゃなかったの?」
「あ、えっと、デートです」
 顔が真っ赤だ。
「なんでそんな改まってるの? なんか変だよ、ユカ」
 言ってから、家中に漂う微妙な空気に気づく。
 自分の家なのに自分の家じゃない空気。
 さっきまではなかった空気。
 息が苦しい。
「ちょっと、待って」誰に向かってでもなく、私は呟く。
「何を待つの?」悠貴が尋ねる。
「お泊りは禁止ね」私は間髪容れず答える。
「えっ」
 声をあげたのはユカだった。
 私はユカを睨みつけて宣言する。
「私は悠貴の保護者なんだから」

 それはこれまでもこれからも変わらない。
 私は和室を見やり、仏壇に置かれたフレームの中にそっと語りかけた。

 ペアルックだね。

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